
冬こそ味わいたい、田辺市龍神村の龍神温泉
和歌山県田辺市の山あい、日高川の上流に開けた龍神村。ここにある龍神温泉は、島根県の斐乃上温泉、群馬県の川中温泉と並び、日本三美人の湯のひとつとして知られています。
冬の龍神は、空気が澄んで山の稜線がくっきり見え、谷間には川の音と湯けむりだけが響きます。熊野の海沿いとは違う、静かな冬旅行にふさわしい温泉地です。
日本三美人の湯と呼ばれる理由
龍神温泉の湯は、とろりとやわらかな肌ざわりが持ち味とされます。湯上がりに肌がしっとりすると言われ、古くから「美人の湯」として親しまれてきました。開湯は約1300年前と伝わり、紀州藩ゆかりの湯治場としても語り継がれています。
冷えた体にやさしくなじむ湯は、寒い季節の方がありがたみを感じやすいものです。
冬の湯めぐりを楽しむコツ
長湯より「温まって休む」を繰り返す
寒さの中では、つい長く浸かりたくなります。ただ、のぼせや湯冷めを避けるには、短めに浸かって休憩をはさむのがおすすめです。湯上がりの水分補給も忘れずに。
湯上がりの「外気浴」は上着を忘れずに
山里の夜は冷え込みます。浴衣のまま外に出て冷えないよう、羽織れるものを一枚用意しておくと安心です。
一泊で味わう、龍神の冬時間
日帰りでも楽しめますが、冬は日が短く、運転も慎重になりがちです。一泊すると、夕暮れの山里、夜の静けさ、朝の澄んだ空気までゆっくり味わえます。
- 午後:早めに到着して、まずは湯に浸かる
- 夕方:川沿いや温泉街を少し散策。冷えすぎる前に切り上げる
- 夜:山里ならではの食事を楽しむ。川魚やジビエなどは宿によって内容が変わります
- 朝:朝の光が差す谷を眺めて、もうひと風呂
雪・凍結への備え
龍神村は標高の高い山間部にあり、和歌山県内でも冬は気温が下がります。山道は路面凍結や積雪の可能性があるため、次の点に気を配ってください。
- 出発前に天気と道路状況、通行規制の有無を確認する
- 車で行く場合は、冬用タイヤなどの備えを検討する
- 日没前に宿へ着くスケジュールにする
- 防寒着、手袋、滑りにくい靴を持参する
公共交通を使う場合も、本数が限られることがあるため、帰りの時刻に余裕を持たせると安心です。
熊野旅の前後にも組み込みやすい
龍神温泉は、白浜や田辺からも足をのばしやすい場所です。熊野古道を歩いた後の休息日に、または海辺の旅の締めくくりとして、山の湯を加えると旅に緩急が生まれます。
まとめ
田辺市龍神村の龍神温泉は、日本三美人の湯の名にふさわしい、やわらかな湯と静かな山里が魅力です。冬は寒さが厳しい分、湯のぬくもりがいっそう心に沁みます。無理のない日程と防寒を整えて、ゆったりした温泉時間を過ごしてみてください。
※営業時間・料金・宿の詳細などは変わることがあるため、訪問前に公式情報でご確認ください。
画像: 川湯温泉(熊野本宮温泉郷)((公社)和歌山県観光連盟 より引用)
LOCAL FIT KUMANO一覧へ戻る

