梅干し

みなべ町の冬旅行は「梅の里」で春を先取り

熊野の旅というと古道や滝を思い浮かべますが、少し北の[みなべ町](/articles/minabe-bairin-february-sunset-ume-viewing)は、冬に「春の入り口」を見せてくれる町です。日本有数の梅の産地で、冬の終わりごろから南部梅林が白く色づき始めます。

寒さの残る時期に、梅の香りの中を歩き、あたたかい温泉で体をゆるめる。この記事では、南部梅林・南高梅・鶴の湯温泉をつなぐ冬旅行の考え方を紹介します。

※開花状況や開園期間、温泉の営業情報は年ごとに変わります。出発前に町や施設の公式情報で確認してください。

南部梅林|早咲きの梅を楽しむ冬の散策

見頃は「冬の後半」が目安

南部梅林は、一般に1月下旬から2月ごろが花の時期とされ、全国でも早く咲く梅の名所として知られています。ただし、その年の気温で開花は前後します。「満開に合わせる」より、咲き始めから七分咲きの静かな梅林を楽しむつもりで出かけると、気持ちに余裕が生まれます。

歩き方のコツ

南高梅とは|みなべの梅を知ると景色が変わる

南高梅は、梅干し用の品種として全国的に知られる、みなべ町育ちの梅です。実が大きく、皮が薄く、果肉がやわらかいのが特長といわれます。

冬に見る梅林は「花」ですが、その先には初夏の収穫、梅干し作りという暮らしの営みが続いています。梅林を歩きながら、「この木が数か月後には梅干しになる」と思うと、見え方が少し変わります。

町内の直売所や土産店では、梅干しのほか、梅を使った菓子や調味料にも出会えます。冬は荷物が軽く済むので、家族や友人へのお土産選びにも向いている季節です。

鶴の湯温泉|梅林歩きのあとに体をゆるめる

梅林で冷えた体は、温泉で整えたいところです。町内にある鶴の湯温泉は、旅の締めくくりに立ち寄る候補として覚えておきたい場所です。入浴の可否、時間、料金、タオルの準備などは変わることがあるため、必ず事前に確認してください。

湯上がりの過ごし方

半日モデルプラン(目安)

1. 午前:南部梅林で梅の花と香りを楽しむ散策
2. 昼:町内で梅や地元の食材を使った食事、ゆっくり休憩
3. 午後:直売所で南高梅のお土産探し
4. 夕方前:鶴の湯温泉で入浴して帰路へ

白浜や田辺方面と組み合わせて、1泊の南紀旅にすることもできます。その場合も、みなべ町は「ゆったり半日」を確保すると満足度が上がります。

冬のみなべ町を楽しむ持ち物

まとめ

みなべ町の冬旅行は、南部梅林で春の気配に触れ、南高梅の里の空気を味わい、鶴の湯温泉で温まるという、やさしい流れが魅力です。熊野古道ほど体力を使わず、季節の香りをしっかり楽しめます。

熊野方面へ向かう道中や、南紀旅の最初の寄り道としても、ぜひ候補に入れてみてください。


画像: 梅干し((公社)和歌山県観光連盟 より引用)