
発心門王子から熊野本宮大社の所要時間は「3つの時間」の足し算
「発心門王子から熊野本宮大社まで、どれくらいかかる?」という質問はよくいただきます。距離は一般的に7km前後といわれ、歩くだけなら2〜3時間台が目安です。ただ、実際の一日はそれだけでは決まりません。
私たちのおすすめは、所要時間を次の3つに分けて考えることです。
- 歩いている時間
- 立ち止まる時間(休憩・写真・王子の見学)
- 本宮に着いてからの時間(参拝・散策・帰りの移動)
※距離や時間はコンディションで変わります。出発前に最新の案内や地図で確認してください。
1. 歩いている時間:ゆるやかな下りと登りが混ざる
発心門王子から本宮方面へは、山里の道と杉木立の道が続きます。大きな難所は少なめですが、アップダウンはあります。普段あまり歩かない方は、地図の標準時間より少し余裕を見ておくと安心です。
2. 立ち止まる時間:ここが一番ふくらむ
道中には、水呑王子、伏拝王子など、見どころが点在します。伏拝王子は、巡礼者が遠くに本宮の社地を拝んだと伝わる場所です。ここで眺めを楽しむうちに、30分くらいはあっという間に過ぎます。
目安の考え方
- 休憩は1時間に1回、5〜10分
- 王子や景色のよい場所で、合計30分〜1時間
- 昼食を道中でとるなら、さらに30分ほど
歩行2〜3時間台に、立ち止まる時間を足して、3.5〜5時間ほどを見込むとゆとりが出ます。
3. 本宮に着いてからの時間:「ゴール=終わり」ではない
本宮に着いたら、参拝をして、御朱印をいただき、できれば旧社地の大斎原まで足を延ばしたいところです。ここに1時間〜1時間半ほど見ておくと、「着いたけれど時間がなくて参拝が駆け足」という事態を防げます。
熊野本宮大社の参拝だけなら所要時間はどれくらい?
古道を歩かず参拝だけの場合、本宮大社の参拝はゆっくり回って30〜60分が目安です。大斎原の大鳥居まで足を延ばすなら、さらに30分ほど見ておくと余裕があります。見どころや御朱印、滞在時間別のプランは「熊野本宮大社の御朱印・見どころ・駐車場ガイド」で詳しく紹介しています。
帰りのバスから逆算して出発時刻を決める
中辺路は、バスの本数が多い地域ではありません。そこで、次の順で逆算するのがおすすめです。
1. 本宮発のバス(または送迎)の時刻を、事前に確認する
2. 参拝・散策の時間(1〜1.5時間)を引く
3. 歩く時間と立ち止まる時間(3.5〜5時間)を引く
4. 発心門王子へのアクセス時間を引く
こうして出た時刻が、「遅くともこの時刻には歩き始めたい」という目安です。日が短い季節は、日没時刻も合わせて確認してください。
時間が押したときの考え方
予定より遅れても、焦る必要はありません。大切なのは、無理に歩くペースを上げず、省く場所を先に決めておくことです。たとえば、昼食を軽くする、写真を撮る場所をしぼる、といった調整なら、体に負担をかけずに済みます。
まとめ
発心門王子から熊野本宮大社までの所要時間は、「歩く時間」だけでは読めません。立ち止まる時間と本宮での時間を足し、帰りの足から逆算すると、無理のない一日になります。余白をもった時間割で、熊野古道をゆっくり味わってください。
画像: 熊野古道中辺路 発心門王子((公社)和歌山県観光連盟 より引用)
LOCAL FIT KUMANO一覧へ戻る
