
みなべ町は「南高梅」の本場
熊野エリアの入口にあたる和歌山県みなべ町は、全国でも知られる梅の産地です。粒が大きく、皮がやわらかく、果肉がたっぷり。そんな特長で人気の「南高梅」は、この地域で育まれてきた品種です。
町を車で走ると、山の斜面いっぱいに梅畑が広がります。冬の終わりには白い花、初夏には青々とした実。梅づくりの暮らしが景色そのものになっているのがみなべの魅力です。
熊野古道や白浜・田辺方面へ向かう旅の途中に寄れるので、「観光の合間に、食べて・触れて・持ち帰れる体験」を探している方にぴったりです。
紀州梅干館で梅の世界にふれる
梅の加工品や梅干しを知るなら、町内の「紀州梅干館」のような梅の専門施設が便利です。梅干しの種類や味の違いを知ったり、梅にまつわる展示や商品を見たりしながら、地元の梅文化を気軽に学べます。
なお、体験メニューの内容・実施日・予約の要否は、季節や混雑状況で変わることがあります。梅ジュースづくりなどの体験をしたい方は、出発前に公式の案内で最新情報を確認しておくと安心です。
梅ジュースづくりは「旬」が勝負
梅ジュースは、梅の実が出回る初夏がいちばんのシーズンです。
青梅と完熟梅、どちらで作る?
- 青梅:すっきりとした爽やかな酸味に仕上がります。
- 完熟梅:ほんのり甘くやわらかな香りの、まろやかな味わいに。
好みで選べますが、出回る時期は短く、年によっても前後します。「いつ行けば梅が手に入るか」は、現地の直売所や施設の情報を確認してから計画しましょう。
持ち帰って仕込むときの基本
一般的な梅ジュースは、梅と氷砂糖を同量ほど用意し、清潔な保存容器に交互に重ねるだけです。
1. 梅を洗って水気をしっかり拭き取る
2. 竹串などでヘタを取る
3. 容器に梅と氷砂糖を交互に入れる
4. 涼しい場所に置き、ときどき容器をゆらす
砂糖が溶けて梅のエキスが出てくるまでの変化も楽しみのひとつ。なお、青梅は生のまま食べないのが基本です。ジュースを作ったあとの梅の扱いも、加熱するなど安全な方法で楽しんでください。
旅のついでに楽しむコツ
- 車での立ち寄りがラク:梅畑や直売所は車移動のほうが回りやすいエリアです。
- 持ち帰りの荷物に注意:瓶や梅は重くなりがち。クーラーバッグや保冷剤、割れ物対策があると便利です。
- 梅干し・梅菓子も味見:梅ジュースと合わせて、お土産に梅干しや加工品を選ぶ時間も旅の楽しみです。
- 花の季節も狙い目:梅の実だけでなく、冬の梅林の花を目当てに訪れるのもおすすめです。
熊野の旅に「梅の一日」を足してみよう
熊野古道や温泉めぐりが続く旅では、少し肩の力を抜けるひとときも大切です。みなべ町で南高梅にふれ、梅ジュースづくりを体験すれば、旅の記憶が家に帰ってからも続くのがうれしいところ。
数週間後、自宅の台所で透きとおった梅シロップができあがる頃、熊野の山並みと梅畑の景色をきっと思い出すはずです。体験の可否と時期だけ事前に確認して、紀州の梅旅へ出かけてみてください。
画像: 梅干し((公社)和歌山県観光連盟 より引用)
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