梅干し

田辺市の夜は「味光路」の路地から始まる

熊野の旅というと古道や温泉が思い浮かびますが、夜の過ごし方で旅の印象はぐっと深まります。田辺市の味光路(あじこうじ)は、紀伊田辺駅から歩いて向かえる飲食店街です。細い路地に小さな居酒屋やバーが寄り添い、はしご酒にちょうどいい距離感でまとまっています。

熊野古道の玄関口でもある田辺で、昼は歩き、夜は路地を歩く。そんな一日の締め方をおすすめします。

地魚居酒屋のはしご酒、おすすめは「3杯の流れ」

味光路の魅力は、一軒に腰を据えるだけでなく、軽く数軒を巡れるところにあります。目安として、次のような3段構成を考えると動きやすくなります。

一軒目:まず地魚で乾杯

黒潮の恵みを受ける紀州の海は、季節ごとに魚が変わります。メニューも日ごとに入れ替わることが多いので、最初は「今日のおすすめは何ですか」と聞いてみてください。お造りや焼き物など、素材の味がわかる一品から入ると、土地の味をつかみやすくなります。

二軒目:路地の雰囲気を楽しむ

二軒目は、お店の個性で選ぶのも楽しいものです。カウンター中心の小さな店では、店主や隣り合った地元の方との会話も旅の思い出になります。ここでは量を控えて、気になる一品を少しだけ頼むのがおすすめです。

三軒目:〆は軽く、静かに

最後は一杯と軽いつまみ、あるいは温かい汁物などで落ち着きましょう。翌日に古道を歩く予定があるなら、飲みすぎないことも大切な旅支度です。

夜観光を気持ちよく楽しむための心得

帰りの段取りも旅のうち

駅から近いので、宿泊先が白浜や田辺市街なら移動しやすいのも利点です。ただし、電車やバスの終電は早めに確認しておくと安心です。「飲んだ後は無理に動かず、田辺に泊まる」という選択も、地元目線ではおすすめします。

まとめ

田辺市の味光路は、地魚と居酒屋の温かさを、歩いて巡れる範囲で味わえる夜観光スポットです。3杯の流れで気負わずはしごして、熊野の旅の夜を満喫してください。


画像: 梅干し((公社)和歌山県観光連盟 より引用)