熊野那智大社 那智の扇祭り

熊野那智大社の御朱印で最初に知りたいのは「隣にお寺がある」こと

那智山の御朱印めぐりで、意外と多いのが「どこで何をいただけばいいの?」という戸惑いです。熊野那智大社の御朱印を目当てに訪れても、すぐ隣には西国三十三所の第一番札所として知られる青岸渡寺があり、神社とお寺が肩を寄せ合うように並んでいます。

これは、神と仏を分けずに祀ってきた「神仏習合」の名残です。熊野の聖地では、かつて神社とお寺が一体となって信仰を集めていました。那智山はその空気を今も感じられる場所です。

神社とお寺、御朱印は別々にいただく

基本の考え方はシンプルで、神社の御朱印は神社で、お寺の御朱印はお寺でいただきます。熊野那智大社の御朱印と青岸渡寺の御朱印は、それぞれ別の場所で別のものとして授与されます。

同じ御朱印帳に両方をいただく方もいますが、神社とお寺で帳面を分ける方もいます。どちらが正解ということはなく、ご自身の考え方で選んで大丈夫です。気になる場合は、授与所で尋ねてみましょう。

那智山でいただける御朱印の種類

那智山では、神社とお寺それぞれで御朱印をいただけます。

授与の内容や受付時間は変わることがあるため、当日は各授与所の案内で確認してください。

御朱印をいただく前の3つの心得

1. 先に参拝、御朱印はそのあと

御朱印は参拝の証しです。まずはご神前で手を合わせてから、授与所へ向かいましょう。順番を意識するだけで、旅の気持ちも整います。

2. 書き入れ・書き置きなど、受け方は現地で確認

御朱印の授与方法や受付の状況は、時期や混雑によって変わることがあります。営業時間や初穂料などの具体的な情報は、公式サイトや現地の案内で最新のものを確認してください。当日は混み合うこともあるので、時間には余裕を持つのがおすすめです。

3. 小銭と、はさみやすい準備を

お気持ちを納める際に、小銭があるとスムーズです。御朱印帳は開きやすいよう、挟んである栞やカバーを外して、すぐ渡せる状態にしておくと、授与所の方にも親切です。

那智山で御朱印を無理なくいただく動線

熊野那智大社は山の中腹にあり、境内へ至るまでに石段があります。大門坂から石畳を歩いて上がる方も、バスや車で近くまで来る方も、参拝→御朱印→休憩の順に動くと慌てません。

この流れなら、御朱印の受付を急いで探し回る必要もなく、境内の景色や空気をゆっくり味わえます。

御朱印帳は「旅の記録」として

那智山で受けた御朱印は、石畳を歩いた足の疲れや、滝の水音まで思い出させてくれます。熊野三山を巡る方は、本宮・速玉・那智の御朱印を一冊にまとめると、旅の記録として見返したときに楽しいものです。

熊野那智大社の御朱印は、ただスタンプを集めるものではなく、参拝のひと区切りです。隣り合う神社とお寺の両方に手を合わせて、那智山ならではの祈りの風景を感じてみてください。


画像: 熊野那智大社 那智の扇祭り((公社)和歌山県観光連盟 より引用)