神倉神社 桜

神倉神社の石段は「きつい」の中身を知っておく

新宮の町なかにそびえる神倉神社。ゴトビキ岩をまつる山の上の社へは、急な石段をのぼって向かいます。検索すると「石段 きつい」という声が多く、たしかに軽い散歩気分で入ると驚く人もいます。

ただ、きつさの正体は「息が上がる」だけではありません。石段が急で、一段ごとの高さや形が揃っていないところにあります。段数はおおよそ500段台と言われますが、数字より傾斜と足元の不規則さを意識しておくと、心構えが変わります。

登りは「ゆっくり」で大丈夫

登りは、心拍数との勝負です。

熊野古道の石畳とは違い、こちらは「まっすぐ上へ」という感覚が強い道です。人を追い越す必要はありません。道を譲り合いながら、自分のペースを守ってください。

本当に気をつけたいのは「下り」

地元の感覚では、神倉神社で油断しやすいのは下りです。ゴトビキ岩を前にして気持ちがゆるんだあと、膝に疲れが出た状態で急な段を下ります。

下りで意識したい3つのこと

1. 視線は数段先の足元に置く:景色を眺めたいときは、必ず立ち止まってから
2. 歩幅を小さく、膝をやわらかく:一段ずつ着地を確かめるように
3. スマートフォンはしまう:写真は上で撮り終えてから下りはじめる

なお、毎年2月に行われる火祭り「お燈まつり」では、白装束の男たちがこの石段を駆け下ります。あれは地元の人たちが覚悟をもって臨む特別な行事です。普段の参拝では、まねをせず、ゆっくり下りましょう。

足元と荷物の整え方

不安な日は「途中まで」も参拝のうち

体調や天候、同行者の様子によっては、途中で引き返す判断もありです。新宮の町には、熊野速玉大社や周辺の散策など、ほかに楽しめる場所がたくさんあります。「今日は見上げるだけにして、また来る」という旅の形も、熊野らしい過ごし方です。

とくに小さなお子さん連れや、膝に不安のある方は、無理に頂上を目標にしないでください。登る場合も、休みながら往復の時間に余裕をもたせると安心です。

まとめ

神倉神社の石段は、たしかにきつい道です。ただ、登りはゆっくり、下りは足元に集中するという二点を押さえれば、慌てる必要はありません。上でゴトビキ岩の前に立つと、新宮の町と海を見渡す静かな時間が待っています。ご自身の体力と相談しながら、無理のない歩幅で向かってみてください。

*営業・参拝に関する細かな情報や、現地の最新の状況は、お出かけ前に公式情報などでご確認ください。*


画像: 神倉神社 桜((公社)和歌山県観光連盟 より引用)