和歌山フォトライブラリー

「何時まで?」の前に、時計は3つある

「飛瀧神社 御朱印 時間」と検索すると、まず知りたいのは受付時間でしょう。ただ、那智山では受付時間のほかに、あと2つの時計が動いています。

この記事では具体的な時刻は書きません。授与の時間や場所は、季節や運用で変わることがあるからです。代わりに、現地で時間に追われないための考え方をまとめます。

時計①:受付の時間は「当日の確認」がいちばん確実

飛瀧神社は、那智の滝そのものを御神体としてお祀りする神社です。熊野那智大社の別宮にあたり、いわゆる社殿は見当たりません。そのぶん、御朱印をどこでいただくかも、最初は迷いやすいところです。

そこで、事前に次の2点を確認しておくと安心です。

1. 公式サイトや現地の掲示で、その日の受付時間を見る
2. 着いたら、まず授与の場所を目で探しておく

ネットの情報は更新が追いつかないこともあります。「たぶん大丈夫」で夕方に着くと、拝観も御朱印も慌ただしくなりがちです。余裕のある時間帯を選ぶのが、いちばんの近道です。

時計②:滝の前では「時間を測らない」

意外と見落とされるのが、滞在の時計です。

参道を下り、鳥居をくぐり、石段の先に滝が見えてくると、自然に足が止まります。落ちる水の音、しぶきを含んだ冷たい空気、見上げる首の角度。ここで携帯の時計ばかり見ていると、せっかくの時間がもったいなくなります。

おすすめは、御朱印の受付までに余裕を持たせ、滝の前は「測らない時間」にしておくことです。先に拝んでから御朱印をいただくか、先にいただいてから拝むかは、お好みで構いません。どちらでも、気持ちが急かされない順番を選んでください。

時計③:帰りのバスと日没を先に置く

那智山は山の中です。山あいは平地より早く日が陰り、石段や参道も暗くなりやすい場所です。帰りの足も、バスなら本数を、車なら駐車場の事情を前もって見ておきましょう。

逆算の順番は、次のとおりです。

残った時間が、あなたの「着いていい最後の時刻」です。バス移動の方は、時刻表の注記や運行日も合わせて確認しておくと、乗り遅れの心配が減ります。

ひとこと:御朱印は「拝んだ証し」

御朱印は、スタンプラリーのように集めるものではなく、手を合わせた記念として受け取るものです。時間に追われて書置きを受け取るだけになるより、滝の前で深呼吸した記憶と一緒に持ち帰るほうが、あとで見返したときの味わいが変わります。

3つの時計をそろえておけば、飛瀧神社の参拝は、ぐっと穏やかなものになります。次の那智山の予定は、その余白を残したまま組んでみてください。


画像: 和歌山フォトライブラリー(和歌山フォトライブラリー より引用)