Kumano Kodo pilgrimage route Daimon-zaka World heritage 熊野古道 大門坂03

Daimonzaka Trail(大門坂)とは

熊野古道を初めて歩く人に、まずおすすめしたいのが那智勝浦町の大門坂(Daimonzaka Trail)です。熊野那智大社や那智の滝がある那智山へ続く参詣道のひとつで、かつては那智山の入口に設けられた門の跡があったことから、この名で呼ばれています。

「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録された熊野古道の中でも、短い距離で古道らしい雰囲気をぎゅっと味わえる場所です。

歩き始めは夫婦杉から

スタート地点で出迎えてくれるのが、寄り添うようにそびえる夫婦杉です。見上げるほど高い杉の巨木を前にすると、自然と背筋が伸びます。ここから先は、日常の空気とは少し違う「聖地への入口」という感覚があります。

石畳と杉並木のなかを進む

足元に広がる古道の風景

大門坂の魅力は、何といってもしっとりと続く石畳の道です。長い年月のなかで人々が歩き続けてきた道だと思うと、一段ずつ踏みしめる感覚が特別なものになります。

木漏れ日と静けさ

道の両側には、天を突くような杉並木が続きます。木漏れ日が石段にやわらかく落ち、聞こえるのは自分の足音と鳥の声ばかり。写真を撮りながらのんびり歩くと、時間がゆっくり流れるように感じられます。

雨上がりは石畳が一層しっとりとして、苔の緑が際立ちます。ただし滑りやすいので注意が必要です。

歩く前のポイント

ゴールは那智山へ

坂を上りきると、那智山の参道へとつながります。熊野那智大社や、朱色が印象的な青岸渡寺、そして日本を代表する那智の滝といった見どころが続き、Daimonzaka Trailは「これから聖地を巡る」という気持ちを高めてくれる最高のプロローグになります。

まとめ

大門坂は、熊野古道の入門編としても、旅の思い出づくりにもぴったりのトレイルです。石畳、杉並木、夫婦杉という熊野らしい景色を、自分の足でじっくり味わってみてください。那智の滝とあわせて歩けば、熊野の魅力をぐっと身近に感じられるはずです。


画像: Kumano Kodo pilgrimage route Daimon-zaka World heritage 熊野古道 大門坂03 / 撮影: Nekosuki / CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons より引用)