Daimonzaka Trail(大門坂)とは
熊野古道を初めて歩く人に、まずおすすめしたいのが那智勝浦町の大門坂(Daimonzaka Trail)です。熊野那智大社や那智の滝がある那智山へ続く参詣道のひとつで、かつては那智山の入口に設けられた門の跡があったことから、この名で呼ばれています。
「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録された熊野古道の中でも、短い距離で古道らしい雰囲気をぎゅっと味わえる場所です。
歩き始めは夫婦杉から
スタート地点で出迎えてくれるのが、寄り添うようにそびえる夫婦杉です。見上げるほど高い杉の巨木を前にすると、自然と背筋が伸びます。ここから先は、日常の空気とは少し違う「聖地への入口」という感覚があります。
石畳と杉並木のなかを進む
足元に広がる古道の風景
大門坂の魅力は、何といってもしっとりと続く石畳の道です。長い年月のなかで人々が歩き続けてきた道だと思うと、一段ずつ踏みしめる感覚が特別なものになります。
木漏れ日と静けさ
道の両側には、天を突くような杉並木が続きます。木漏れ日が石段にやわらかく落ち、聞こえるのは自分の足音と鳥の声ばかり。写真を撮りながらのんびり歩くと、時間がゆっくり流れるように感じられます。
雨上がりは石畳が一層しっとりとして、苔の緑が際立ちます。ただし滑りやすいので注意が必要です。
歩く前のポイント
- 靴はスニーカーや[トレッキングシューズ](/articles/daimonzaka-shoes-everyday-sneakers-or-trekking)がおすすめ。 石段が続くため、底がしっかりした靴が安心です。
- 雨具や飲み物を用意。 山の天気は変わりやすいので、軽い雨具があると心強いです。
- 時間に余裕を持つ。 坂の途中で立ち止まりたくなる景色が多く、写真好きの人はとくに時間が必要です。
- [アクセス](/articles/nachi-falls-access-by-car-driving-notes)方法は事前に確認。 バスの本数や運行状況は時期によって変わるため、最新の情報を公式サイトなどで確認してください。
ゴールは那智山へ
坂を上りきると、那智山の参道へとつながります。熊野那智大社や、朱色が印象的な青岸渡寺、そして日本を代表する那智の滝といった見どころが続き、Daimonzaka Trailは「これから聖地を巡る」という気持ちを高めてくれる最高のプロローグになります。
まとめ
大門坂は、熊野古道の入門編としても、旅の思い出づくりにもぴったりのトレイルです。石畳、杉並木、夫婦杉という熊野らしい景色を、自分の足でじっくり味わってみてください。那智の滝とあわせて歩けば、熊野の魅力をぐっと身近に感じられるはずです。
画像: Kumano Kodo pilgrimage route Daimon-zaka World heritage 熊野古道 大門坂03 / 撮影: Nekosuki / CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons より引用)
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