和歌山フォトライブラリー

那智山は「短く歩く」からこそ服装選びが大切

苔むした石畳の大門坂から熊野那智大社、そして那智の滝へ。那智山の古道さんぽは、ハイキングほど長くなくても、石段や坂道が続く「本格的な山歩き」の入り口です。観光気分で出かけると、足元や気温差で意外に疲れてしまうことも。

この記事では、熊野古道の服装・持ち物を季節別に、那智山を半日ほど歩く旅を想定して整理しました。

まず押さえたい基本の考え方

足元は「滑りにくさ」がいちばん

古道の石畳は、乾いていてもところどころ滑りやすく、雨上がりは特に注意が必要です。底に凹凸のあるスニーカーやトレッキングシューズがおすすめです。革靴やサンダル、ヒールは避けましょう。

重ね着で調整する

杉木立の中は日差しが遮られ、ひんやり感じることがあります。登りでは汗ばみ、滝の近くでは涼しさを感じることも。脱ぎ着しやすい薄手の重ね着が使いやすいです。

季節別の服装と持ち物

春(3〜5月)

朝晩と日中の寒暖差があり、天気も変わりやすい季節です。長袖に薄手のフリースやカーディガンを重ね、小さく畳める雨具を持っておくと安心です。

夏(6〜8月)

湿度が高く、汗をかきやすい季節です。速乾性のあるシャツと帽子、タオル、多めの飲み物を用意しましょう。木陰が多くても虫が気になることがあるので、虫よけもあると便利です。

秋(9〜11月)

歩きやすい気候ですが、日が傾くと冷え込みます。薄手の上着を一枚バッグに入れておきましょう。秋は台風や急な雨にも気を配りたい時期なので、レインウェアは必携です。

冬(12〜2月)

山あいの那智山は、海沿いの市街地よりも冷え込みを感じやすいエリアです。保温性のあるインナーとウィンドブレーカー、手袋があると快適です。冬の装いの詳しい準備は、別記事「熊野古道は冬も歩ける!初心者のための服装と準備ガイド」も参考にしてください。

季節を問わず持っておきたいもの

参拝にふさわしい装いのヒント

神域を歩く旅なので、極端に露出の多い服装は避け、清潔感のある動きやすい装いを心がけましょう。滝の周辺は水しぶきで足元が濡れやすいため、着替え用の靴下が一足あると、その後の観光も快適に過ごせます。

天候は出発前にチェックを

熊野の山あいは天気が変わりやすく、前日までの雨で石畳が濡れていることもあります。出発前に天気予報と道路・交通情報を確認し、無理のない計画で歩きましょう。服装と持ち物をしっかり整えれば、苔むす石畳の静けさや、滝の轟きをゆったり味わえます。

よくある質問

Q. 大門坂や那智山はスニーカーでも歩けますか?

底に凹凸のある滑りにくいスニーカーなら歩けます。石畳は乾いていても滑りやすい箇所があるため、革靴・サンダル・ヒールは避けてください。

Q. 夏に歩くとき特に必要な持ち物は?

速乾性のあるシャツ、帽子、多めの飲み物、タオルが基本です。木陰が多くても虫が気になることがあるので、虫よけもあると安心です。

Q. 雨の日でも那智山は歩けますか?

歩けますが、雨の日や雨上がりの石畳は特に滑りやすくなります。傘より両手が空くレインウェアを使い、ペースを落として歩いてください。


画像: 和歌山フォトライブラリー(和歌山フォトライブラリー より引用)