Kumano Kodo pilgrimage route Kumano Nachi Taisha World heritage 熊野古道 熊野那智大社05

那智の扇祭りとは?熊野の夏を象徴する火祭り

那智の扇祭りは、毎年7月14日に熊野那智大社で行われる例大祭です。「那智の火祭り」の名でも親しまれ、日本三大火祭りのひとつに数えられることもあります。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の舞台で、熊野の神々に感謝を捧げる神事が営まれます。

祭りの主役は、12柱の神々をお迎えする 扇神輿 と、清めの炎をともす 大松明 です。那智の滝そのものを神として祀る飛瀧神社へ、神々が里帰りするという物語が根底にあります。

見どころ① 華やかな扇神輿の渡御

扇神輿は、その名のとおり扇をあしらった華やかな神輿です。12体がそろって那智山の参道を進む姿は、厳かさと華やかさを併せ持っています。夏の緑のなかで揺れる金色の飾りは、写真に収めたくなる美しさです。

見どころ② 大松明が石段を駆け下りる迫力

クライマックスは、大松明の炎で神々の道を清める場面です。燃え盛る松明を担いだ白装束の男衆が、参道の石段を進んでいきます。立ちのぼる煙や火の粉、そして力強い掛け声は、現地で体感すると圧倒されます。

観覧時のポイント

祭りと合わせて巡りたい那智エリア

祭りの前後には、落差日本一といわれる [那智の滝](/articles/nachi-falls-access-plan-from-return-trip) や、熊野古道の石畳「大門坂」の散策がおすすめです。杉木立の坂道を歩いてから那智山へ向かえば、熊野信仰の空気をより深く味わえます。那智勝浦では新鮮な海の幸も楽しめるので、旅の締めくくりにぴったりです。

まとめ

那智の扇祭りは、炎・神輿・滝が一体となる、熊野ならではの壮大な祭りです。開催日は毎年7月14日と覚えやすいので、熊野の夏旅の計画にぜひ組み込んでみてください。詳細な日程や規制情報は、訪問前に公式の案内で確認しておくと安心です。


画像: Kumano Kodo pilgrimage route Kumano Nachi Taisha World heritage 熊野古道 熊野那智大社05 / 撮影: Nekosuki / CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons より引用)