那智山青岸渡寺 三重塔

熊野那智大社のアクセスは「着くまで」より「着いてから」

「熊野那智大社 アクセス」で調べると、駅やバス、車の情報が多く出てきます。ただ、実際に歩いてみて「ここは知っておきたかった」と感じるのは、那智山に着いたあとの動き方です。

熊野那智大社は、那智山の中腹に鎮座しています。バスや車で近くまで来ても、そこから先は自分の足で参道を進みます。この記事では、駅からの道のりではなく、到着後の境内の歩き方に絞ってまとめます。

着いたら、まず「上り坂」を覚悟する

那智山のバス停や駐車場は、社殿の目の前ではありません。そこから参道を進み、石段を上がって境内へ向かいます。石段は長く、段差のある石畳が続くので、平地の神社を想像していると少し驚くかもしれません。

最初の石段でペースを決める

同行者がいるときは、早い人に合わせず「一番ゆっくりの人」に合わせるのがコツです。ここで焦らないほうが、参拝後の散策にも余力が残ります。

大社と青岸渡寺は隣り合う

熊野那智大社のすぐそばには、西国三十三所の第一番札所として知られる青岸渡寺があります。かつて神と仏が一体として信仰された名残で、神社とお寺が並んで建っている点は、那智山ならではの風景です。

どちらを先に参拝しなければならない、という決まりは一般にありません。迷ったら、次の目安で選ぶと動きやすくなります。

流れで選ぶ目安

どちらも徒歩ですぐ行き来できるので、順番にこだわりすぎなくて大丈夫です。

三重塔と那智の滝は「景色の締めくくり」に

青岸渡寺の三重塔の向こうに那智の滝が見える景色は、那智山を代表する眺めのひとつです。大社の参拝を終えたあと、その足で眺めに向かうと、道中の疲れも和らぎます。

滝そのものに近づく場合は、さらに下る道のりが加わります。その分、帰りは「上り返し」になることを頭に入れておきましょう。滝まで行くかどうかは、体力と時間の残りで決めるのがおすすめです。

帰りのバスを意識して動く

山の上では、帰りのバスの本数が都市部ほど多くありません。到着したら、まず帰りのバスの時刻をスマートフォンで確認しておくと、参拝や散策を落ち着いて楽しめます。

足元と持ち物の小さな準備

石段と石畳が多いため、履き慣れた歩きやすい靴が向いています。雨上がりは石が滑りやすいので、とくに下りは慎重に。夏は水分、冬は羽織りものがあると安心です。

まとめ

熊野那智大社へのアクセスは、バスや車で那智山に着いたところがゴールではなく、参道の石段を上がる「最後の道」までが旅の一部です。

1. 石段は最初からゆっくり
2. 大社と青岸渡寺は隣り合うので順番は気分で
3. 三重塔と滝の景色を締めくくりに
4. 帰りのバスの時刻を先に確認

この4点を意識すれば、初めての那智山でも落ち着いて参拝できます。


画像: 那智山青岸渡寺 三重塔((公社)和歌山県観光連盟 より引用)