
熊野古道は、本宮・新宮・那智と見どころが広い範囲に散らばっています。電車やバスだけでは時間が合いにくい場所もあり、「熊野古道 レンタカー おすすめ」と調べる方が多いのも納得です。ただ、車選びの前に考えたいのは 借りる場所と返す場所 です。ここが決まると、旅の形はほぼ決まります。
レンタカーが力を発揮する場面
熊野の旅で車が頼りになるのは、次のようなときです。
- 本宮・新宮・那智を1回の旅でまわりたいとき
- 朝いちばんに古道の入口へ着きたいとき
- 荷物が多く、移動のたびに持ち歩きたくないとき
- 家族やシニアと一緒で、乗り降りの回数を減らしたいとき
反対に、古道を「端から端まで歩いて下りる」旅では、車は出発地へ戻るための手間にもなります。その場合は、車を使う区間と使わない区間を分けて考えましょう。
「借りる場所」と「返す場所」で旅が決まる
同じ場所に返す「周回型」
借りた場所に返すスタイルは、料金面でも手続き面でもシンプルです。古道を歩いたあと、駐車した場所に戻る往復型の行程と相性がよく、道の途中で「ここまでにしよう」と引き返しやすいのも利点です。
別の場所に返す「乗り捨て型」
白浜や紀伊田辺方面から入り、新宮や紀伊勝浦方面で返すと、南へ一方向に進めて無駄がありません。ただし、乗り捨ての可否や条件は会社や営業所によって異なります。予約の段階で必ず確認してください。 返却時刻から逆算して、最後の立ち寄り先を決めておくと安心です。
車は「道の入口まで」、古道は歩いて
おすすめは、車で移動する時間と歩く時間をはっきり分けることです。
- 車で動く時間は、拠点どうしの長い移動
- 歩く時間は、石畳や杉木立の中の短めの区間
- 駐車場から入口までは、無理のない範囲に収める
古道の駐車場は台数に限りがある場所もあるため、早めに着く行程にしておくと余裕が生まれます。車を停めたら、あとは歩く時間に気持ちを切り替えましょう。
車種と運転の心がまえ
熊野の道は、山あいのカーブや細い区間があります。大きすぎない車のほうが取り回しやすいことが多く、運転に慣れていない方は小回りの利く車が安心です。
- 日没が早い季節は、山道の運転を明るいうちに終える
- 雨や霧の日は、スピードを控えめにして車間をとる
- ガソリンスタンドは多くないので、早めの給油を心がける
- カーナビだけに頼らず、通行止めや規制の情報も確認する
出発前に決めておきたい3つのこと
1. 借りる場所と返す場所(乗り捨てをするかどうか)
2. 古道を歩く区間と、車で移動する区間
3. 帰りの時刻から逆算した、最後の立ち寄り先
この3つが決まれば、車種選びや細かな予約も迷いにくくなります。熊野は「近そうで遠い」土地です。レンタカーは、その距離を味方にするための道具として使ってみてください。ハンドルを置いて歩き出す一歩が、いっそう心地よく感じられるはずです。
画像: 熊野古道中辺路 大門坂((公社)和歌山県観光連盟 より引用)
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