南紀勝浦温泉 紀州潮聞之湯

川遊びと温泉が、同じ河原にある不思議

川湯温泉の魅力は、旅館街のすぐそばを流れる大塔川(おおとうがわ)の河原が、そのまま遊び場にも湯あみの場にもなることです。河原の石をどけて掘ると、足もとから温かいお湯がにじんでくる。そんな地面の下の湯気を、子どもも大人も自分の手で確かめられます。

「川で遊ぶ」と「温泉に入る」を別々の予定にせず、河原で一続きに味わう。それが川湯らしい一日の使い方です。

温冷さんぽの流れ

1. まずは足先から川に触れる

いきなり深みに入らず、浅瀬に足をひたして流れの強さと水の冷たさを確かめます。澄んだ水の底をのぞくと、石の色や小さな生き物の気配が見えてきます。透明度の高い流れを眺めるだけでも、河原に来た甲斐があります。

2. 湯だまりで温まる

冷えた足を温かい湯だまりにつけると、そのぬくもりが際立ちます。川の水と湯の温度差を行き来する時間は、慌ただしい旅の途中の息抜きになります。湯だまりは場所によって温度がまちまちなので、手や足先で確かめてから入ってください。熱いところもあるので、やけどには気をつけましょう。

3. 河原で一息つく

石の上に腰かけて、川音を聞きながら休みます。湯上がりの体に川風が心地よい時間です。

持ち物と足元の準備

天気と安全の心づもり

川は晴れていても、上流の雨で急に水かさが増すことがあります。川遊びは天気予報と当日の水の様子を見て、少しでも不安があれば無理に入らない判断も大切です。子ども連れの場合は、浅瀬でも目を離さず、大人がそばについてください。

また、河原の使い方や手掘りに関するルールは、時期や管理の状況で変わることがあります。現地の案内表示や宿の方の話を確認してから楽しみましょう。掘った穴は、遊び終えたら元の形に近づけて戻すと気持ちよく使い続けられます。

宿や周辺と組み合わせるなら

川遊びのあとは、体が思った以上に冷えているものです。旅館のお風呂や湯上がりの休憩を予定に入れておくと、ゆったり一日を締めくくれます。川湯温泉は小さな温泉街なので、河原から宿までの距離も短く、歩いて戻れる気軽さがあります。

冷たい流れと、足もとからの温かいお湯。川湯温泉の大塔川では、旅の中でそんな両方を身近に楽しめます。


画像: 南紀勝浦温泉 紀州潮聞之湯((公社)和歌山県観光連盟 より引用)