川湯温泉 仙人風呂

白浜町の崎の湯は、海と湯が地続きの海辺露天風呂

白浜町の湯崎エリアにある崎の湯は、岩場の先に太平洋が広がる海辺露天風呂です。湯舟のすぐ向こうは海で、波の音や潮の香りが、湯けむりと一緒に届きます。

白浜温泉の中でも、「ここで入りたい」と目指す人が多い象徴的な湯です。「温泉に入る」というより、「海辺で湯と風を浴びる」感覚に近いかもしれません。

白浜温泉は日本三古湯のひとつ

白浜温泉は、有馬温泉(兵庫県)や道後温泉(愛媛県)とともに、日本三古湯として語られることの多い温泉地です。古い文献には「牟婁(むろ)の湯」の名で登場し、斉明天皇の時代にも行幸があったと伝えられています。

熊野古道を歩く旅人が、湯で疲れを癒やしてきた土地でもあります。古道の途中にある湯の峰温泉などとあわせて、熊野一帯が「湯で心身を整える地」だったことを思い浮かべると、旅の見え方が少し変わります。

崎の湯で味わいたい、3つの楽しみ方

1. 波音を聞きながらぼんやりする

崎の湯の魅力は、景色を「見る」より「感じる」ことにあります。海を眺めながら、風や波のリズムに身をゆだねる時間は、観光地の忙しさを忘れさせてくれます。

2. 時間帯で表情が変わる海を選ぶ

朝の澄んだ光、日中の青い海、夕方の赤みを帯びた空と、海辺の湯は時間帯で表情が大きく変わります。旅程に余裕があれば、時間をずらして景色の違いを楽しむのもおすすめです。

3. 湯上がりの散歩までが「崎の湯時間」

入浴後は、湯崎周辺をゆっくり歩いてみてください。海風が火照った体にちょうどよく、足湯や海辺の小道など、温泉街ならではの寄り道が見つかります。

訪れる前に知っておきたいこと

崎の湯とあわせて立ち寄りたい白浜の海景色

白浜町には、千畳敷や三段壁など、海の景色を味わえる場所が近くに点在しています。崎の湯で湯に浸かり、そのあと海岸線を少し歩く、という流れにすると、「湯と海」をひとつながりに楽しめます。

時間があれば、周辺の食事処で地魚を味わうのもよい締めくくりです。熊野方面へ向かう旅でも、白浜は最初か最後に寄ると、旅のリズムが整います。

まとめ|古い湯と、変わらない海を感じる時間を

白浜町の崎の湯は、日本三古湯のひとつ・白浜温泉の歴史と、海辺露天風呂ならではの開放感を一度に味わえる場所です。波の音を聞きながら湯に浸かるひとときは、熊野の旅の途中でも、旅の締めくくりでも、心に残る時間になるはずです。

事前に最新情報を確認し、天候と体調に合わせて、無理のない計画で訪れてみてください。


画像: 川湯温泉 仙人風呂((公社)和歌山県観光連盟 より引用)