和歌山フォトライブラリー

串本町の串本海中公園とは?本州最南端の海をそのまま眺める場所

和歌山県の南端、串本町。橋杭岩や潮岬が有名ですが、「海の中」にもこの町ならではの景色が広がっています。その入口になるのが串本海中公園です。

串本の海は、南から流れ込む黒潮の恩恵を受けています。そのため、本州にいながら南の海のようなサンゴと熱帯魚に出会えます。串本の沿岸海域は、サンゴの群落が評価されて国際的に重要な湿地として登録されたこともあり、海の豊かさを知る場所として注目されてきました。

海中展望塔で味わう「潜らない海中散歩」

串本海中公園の象徴といえば海中展望塔です。海に向かって伸びた塔から階段を下りていくと、海面の下に設けられた窓から、自然の海の様子をそのまま見られます。

水槽ではない「本物の海」の面白さ

窓の外に広がるのは、仕切られた水槽ではなく、その日の海そのものです。

泳ぎが得意でない方や、小さなお子さん、シニアの方でも、海の中を身近に感じられるのが魅力です。

サンゴと熱帯魚をもっと楽しむための見方

サンゴは「形」と「色」に注目

サンゴと聞くと派手な色を想像しがちですが、まずは形に注目してみてください。テーブルのように広がるタイプ、枝を伸ばすタイプなど、種類によってまったく表情が違います。サンゴの周りには小さな魚が集まりやすく、サンゴが魚たちの住まいになっていることも感じられます。

熱帯魚は「動き」を追うのがコツ

色鮮やかな熱帯魚は、じっと見ると意外に行動がさまざまです。サンゴの近くを離れない魚、群れで泳ぐ魚、岩陰からのぞく魚など、観察ポイントを決めると飽きません。何が見られるかは季節や海況で変わるので、「今日はどんな魚がいるかな」と気軽に出会いを楽しむのがおすすめです。

訪れる前に知っておきたいポイント

串本の旅に組み込むなら

海中公園は、串本観光の中でも「海の中」を担当してくれる存在です。橋杭岩や潮岬のような海の上の景色とあわせると、串本の自然を立体的に感じられます。陸の絶景をめぐった日の午後に、海の中をのぞいて旅を締めくくる、そんな流れもよく合います。

まとめ|黒潮が運ぶ、串本だけの海の表情

串本町の串本海中公園は、サンゴと熱帯魚、そして海中展望塔を通して、黒潮の海の豊かさを実感できる場所です。熊野エリアの旅では山や古道に目が向きがちですが、海の中に広がる世界も、この土地の大切な魅力のひとつ。次の南紀の旅では、ぜひ「海の中」にも足を運んでみてください。


画像: 和歌山フォトライブラリー(和歌山フォトライブラリー より引用)